台南への旅(3)

アンジーニョ‘sFocus

 国立台湾歴史博物館の見学を終えると市内に戻り、台南市美術館の1号館と2号館を訪れる。1号館は日本統治時代に作られた古いが由緒ある建物で素敵な中庭があり、暑い台南の街を歩いたので中庭を臨む落ち着いたカフェでコーヒーブレイク。2号館は未来的なデザインの巨大なビルで、戦前から戦後にかけて台湾を代表する画家として日本でもしばしば紹介されてきた陳澄波の作品や、台湾の近現代アーティストの作品(絵画、写真、インスタレーション)が沢山展示されていた(写真はカメラマン陳春禄の作品)。刺激的な作品がとても多くあり、台湾のアートシーンはもっと日本の人々に紹介されるべきだと感じた。

 美術館の後は、近くにある国立台湾文学館へ。台湾文学は日本統治時代にその萌芽が芽生えたこともあって日本統治時代に創刊された雑誌について少し調べたかったのだが、工事中で展示中止の部屋が多く残念ながら目的を果たせなかった。(anjinho)

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