数年ぶりの香港に行ってきました。
果たして街の様子は以前とそんなに変わってないように見え、欧米からの観光客もそこそこいるし、滞在したホテルがある大きなショッピングセンターもにぎわっていたのには、まずはホッとした。冷房も相変わらず強力だし。ホテルにチェックインした時にまずにんまりしたことがある。香港も台湾と一緒で、ホテルの部屋にはプラスティック製品を置くことは法律で禁止されている。今年台北に行った時には歯ブラシ歯磨き、ペットボトルの水などはなくて(給水機はある)、バスルームの備品も閑散としていたのを覚えていたので準備していったのだが(もちろんコンビニでなんでも買えるわけだが)、香港のホテルに入った途端、まずは歯磨きをしようとバスルームに行くとちゃんと用意してある。え?と思い袋を開けると、歯ブラシが木製、歯磨き粉が金属制、水はガラスのボトルに入っていた。さすが香港。上に政策あれば下に対策あり。したたかさににんまりというわけだ。
といった風に、香港人のたくましさを感じること、ままあった。目の前に起きたことに全力で生きようとする姿を見て、力をもらった気もする。
数日香港に滞在しただけで彼らの心の中がわかるわけもない。ちょっとした会話に本音を垣間見ることはあったけれど。
ただ、そんな短期間の滞在でも、徐々に消えてゆく老舗のレストランとか、あのジョルダーノ・レイディーズの商品が以前のようにかっこよくなくなっていたこととか、もあったし、香港に住む友人からは現状に対しての大変さを聴くこともあった。
しかし、私にとっては変わらず、香港は魅力ある街であることには変わりなかった。そう思えたことがとても嬉しい。
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